「平日優等生、週末ロックンロール。」ー神薙Liberty【試乗レビュー】

車両提供:神薙自動車 株式会社
文・画像:ニコラス利男

VOL.1

「このクルマへの想い。」

私、ニコラス利男。
神薙自動車株式会社、取締役副社長。
執行役員(商品監査)。

このクルマが企画として上がってきたとき、
私はあまり好きになれなかったのだ。ー


VOL.2

「外装インプレッション」

このクルマをお借りしたとき、
やっぱりあのときの印象と変わってはいなかった。

もっとも、プレーンなデザインのこのベースに
こんなに鮮やかなライムグリーンが映えていていいのか。
商品監査担当としてこのクルマにも
アドバイスをさせていただいている。

ただ根底には「どうも好きになれない。」
という感情は無視できず、ただそこにあった。

あと、これは神薙自動車側ではどうしようも
ないことなのだが、ウィンカーの点滅が
まあわかりにくいこと。

フロント正面(ライト・ウィンカー非点灯時)
低重心というよりは、軽快なライトスポーツを彷彿とさせる。
フロント正面(ライト・ウィンカー点灯時)
※撮影時点では不具合によりグリルの一部が
 欠損していますが、現在は修復されています。
左後方から
足元や、サイドウィンドウから上にかけてブラックアウト
されている。このデザイン、私は大好きだ。
リア正面
テールライトはリアウィングと並んで伸びやかになるよう、
チーフ・エンジニアの寒凪さんもそこは一段丁寧に
デザインを進められていたし、私もプロデュースさせていただいている。

VOL.3

「内装インプレッション」

このクルマ、とてつもないほどシンプルなのだ。
だから言うことはそんなにないのかな、って感じ。

インテリア
こんなにシンプルなのにアナログ時計があって、
メーターのなかにインフォメーションディスプレイがあって
絶妙なこだわりがあって良い。
こんなにシンプルでモニターがあるのは
なんとなく個人的にはGRヤリスを彷彿された。

Vol.4

「試乗インプレッション」

このクルマの真骨頂に触れた気がした。
好きじゃないとかもう2度と言いません。
大事なものは“中身”です。

意外に野太いエンジン音が響く。これはいいなあと素直に思う。
日常域の加速は必要にして十分の加速である。
本当にそう。速すぎるとか、かっ飛んでいくとか、
そういう感覚は一切ない。
加速しようと思った分だけ、速度は出るという感じ。
だから本当に意のままの走りということができるだろう。

まあただ意のままと言う感覚に対して、
1人称視点のときにセンターを取りにくいというのは
個人的にはネックかな。でもこれは運営さん側のお話です。


まあ走ってみてほしい。思ったとおりに進むのだ。
加速フィールも、ステアフィールも。

なんといえばいいだろう…。

バックモニターを思い描いてもらっていいですか。
特にトヨタのバックモニターがいいな。

え?思いつきませんか?
用意しました。
黄色🟨の線は、
ハンドルを切ったとき、「このまま進めばこう行くよ
ということを教えてくれている。
緑色🟩の線は、
クルマの長さが、「このまま進めば車体はこうなるよ
ということを教えてくれている。

余談になるけれど
赤色🟥は「この線と映像が重なると本当にヤバいよ
って教えてくれています。

つまり、これだけ想像していただいて、言いたいことは
ハンドルを切ったらこう行くんだろうと予想したラインを、
クルマは実際のトレースしてくれるのだ。
もうバックモニター走行とでも言いたい。
そういえばこのクルマのボディーカラーは
緑の線とそっくりだ。
バックモニターグリーンとでも
呼んでしまいたいほど、気持ちよく走るのだ。
バックモニター走行は、サーキットでも当然。
当然カーブの続くワインディングでも。

この4輪がしっかりと踏ん張っているのだ。
圧倒的な接地感。圧倒的な安心感。
だから全幅の信頼を寄せてこのクルマと
駆け抜けることができたのだ。

思いっきり加速もできる。
なぜならかっ飛んで行ったりしないのだから。

ここでアクセルを入れればこう加速して、
ここでハンドルを切ったらこう曲がる。

すべてお見通しなのだ。

優等生だからこそ、悪さしないからこそ、
ちゃんと思いっきり暴れることができるのだ。
私も悪さをさせていただきました(笑)。
いや、本当に強い4輪の接地感。
これは本当にすごい。安心してグイグイ進んでいくのだ。

※ちゃんと綺麗にしてお返しします。💦

【まとめ】

このクルマには、私の複雑な思いがあったせいで
とても長く、長く語ってしまったのだけれど、
強く考えさせられたのは、実際に
体感しなきゃ物事は測れないということ。

まあ元は駐車ゲームだから運転が楽しいなんてのは
本来のベクトルとは違うのだろうけど、
自分なりに楽しさを見つけてもらえたらいい。

このクルマを見て、きっと皆さんが想像できないような
体験価値をもたらしてくれるので、
このクルマはぜひ、試乗の問い合わせを
してほしいなと切に願います。

本質は自分で触れて、感じなければ分かりません。

この試乗記を見て、それを心に刻んで頂いて、

そうしてこのクルマを実際に感じていただければ
曲がりなりにも物書きとしての
役割を担うことができるのかな、と思う。

皆さんぜひお問い合わせを。
この記事はタイアップ・PRではございません。

試乗モデル


神薙自動車
Liberty  GT-S Noir edition

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