発行:株式会社ハロー・コミュニケーションズ
文:ニコラス利男
Vol.1
試乗編
はじめに
私にとって初めての経験だ。何もかも。
広報車を借りて試乗することも、
こうして記事を書くということも。
きっと多くのお恥ずかしい点を
お見せすることだろう。
それも私。それもこの「Hello! Info」。
どうか暖かく見守ってほしい。
ー追記
Car Parking Multiplayer のバグ、
どうにかしてもらえないだろうか。
こんなに貸し借りが大変だと、
借りようと言ったって、
これじゃ億劫なんてものじゃない。
多くは望まない、これだけは
早急に改善していただきたい。
出発
株式会社ハロー・コミュニケーションズの本社から
試乗を始めることにした。
ちなみに私は神薙自動車の副社長。
完全にグルだ。でも褒めちぎったりしない。
試乗レビューを続けることが私の評価を削る
ことになるようなことはしたくない。
私はこう見えても慎重なのだ。
褒めない。絶対に褒めない。
真っ当なレビューなんかより、私の地位を守ることの方が大事。
当然のことじゃないか。
カッコいい。
スピンドルの形状をしたグリルから始まる、
クルマ全体に広がるブラックパーツが
引き締まって見せる。
とにかくスポーティー。
ドア上部から全体がブラックアウトされているのも
大きいだろう。
スペースを確保したいユーティリティと
腰高感を排除したいデザインが
完全に共存している。
アホなのか…?
褒めてしまっている。しまった。
走りはダメダメだよ。
こんなに車高もあって小さなボディ。
きっとダメに決まっている。
走りはじめ
このクルマはいわゆるハイトワゴンと
ジャンルづけてよいのではないだろうか。
走りはダメダメなはずだ、そう思いながら
クルマを繰り出した。
静かだ、とっても静か。
いや、アホすぎる。
なんで褒めてしまったんだろうか。
それにしても本当に静かなのだ。
クルーズには最適でとても静かだ。
でも高速巡航を快適なもの
にするには、“あれ”が欠かせない。
いや、直進安定性も高いのか。
私はアホである。2点のポイントでアホである。
まず1点目は褒めてしまっている、
これはどうしようもない。いいものはいい。
2点目、これはどうしようもないアホだ。
直進安定性が高いですね、そういいながら
車線変更中に画像を撮ってしまうところだ。
オフロード走行
こうなったらどうしてもディスりたい。
おそらく、オフロードの走行は想定していないんだろう、
そんなことを思った。ハイトワゴンで悪路を駆け抜けることは
できない、そんな確信を持って突き進んだ。
これが楽しい。
とっても静かにモリモリと、
そして軽やかに登って走る。
この感覚、読んでくださっている方は
体感したことがあるのだろうか…。
ゆとりある走り?有り余っている、
めちゃくちゃ有り余っている。
サーキット走行
こればっかりは無理だろう。
だってハイトワゴンだから。
外観はスポーティーでカッコいいって褒めた。
静かだって褒めた。
直進安定性が高いって褒めた。
でも、それとサーキットは別。
スポーティーな見た目も
役には立たない。
ステアリングは切って切って
切りまくってはじめて
サーキットを走り抜けるのだ。
楽しかった、純粋に。
無茶なステア操作は実際に
このベース車両の特性で、
ロールが凄くて横転するきっかけになる。
そこは改善しきれてはいない。
それは事実である。
だから激しい操作では不安を覚えるだろう。
でもワインディングを気持ちよく
切り込んでいく分には
存分に楽しめる。
まとめ
「なんでもできちゃうこのクルマの凄さ」
この見た目、まず激しい。
カッコいい、とてもロックだ。
走りも楽しい。
でも市街地では、ちゃんと
ジェントルに走ってくれるのだ。
走りに余裕を感じる、なんて表現は
使い回されているが、
普段乗りでじゃじゃ馬を
感じることはないだろう。
このクルマに乗って、
奥さまはスーパーにお買い物に行ける。
海沿いを走って、潮風を感じることも。
自宅で愛車を眺めることだって。
「羊の皮を被った狼。」
というが、このクルマには
ぜひとも羊を被っていただきたい。
それくらいにオールマイティなクルマだ。
静かで滑らかな乗り味は、
タキシードを着て、ホテルに乗りつけたいくらい。
でもこのクルマは
このスタイルでこれを実現してしまうのだから面白い。
さりげない日常の中で新たな非日常を
見つけることこそ1番難しい贅沢なのかもしれない。
このクルマに乗って、そんなことを考えた。
[ライタープロフィール]
ニコラス利男
株式会社バース・モータースの
代表取締役社長などを歴任。
クルマの開発では、製品企画に
多く携わってきた。
[広報車:概要]
モデル名□ do
グレード□ 神速5☆(ファイブスター)※
エンジン□ V6 3.5トリプルターボ
システム□ 新開発ハイブリッドシステム「S DRIVE」
プライス□ 55万
取り扱い□ カンナギオート店
問い合せ□株式会社神薙自動車
※5台販売記念車を特別にお借りしました。
編集後記
CPMカー・オブ・ザ・イヤー
の開催が正式に発表されましたね!
私自身はうまくクルマを作れないですけど、
なんかフィーリング的な部分で
選考委員になれたりせんかなあって
思っています😇
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