みなさま、ご覧いただきまして誠にありがとうございます。ハロー・コミュニケーションズのニコラス利男でございます。
本日は、神薙自動車との合同企画…というよりは私の持ち込み企画で実現しました。神薙自動車では私、ニコラス利男は副社長として、好き勝手やらせていただいています。そうして今回もまた、S-Maxという神薙自動車誕生を支えたモデルを、私の手で復活させてくれ!と生みの親である寒凪社長に無理やりお願いしてS-Max”Mark N”をデビューさせた私が、初代チーフ・エンジニアの寒凪さんに対談してくれと無理を言ったわけです。
ということでとんでもな失礼をかまして今回にいたったわけで、皆さまに読んで頂かないことには私の、というよりは寒凪社長の顔が立たないわけです。皆さま、そういうことですので、何卒最後までお楽しみください。
対談する人
ニコラス利男
ハロー・コミュニケーションズ株式会社 代表取締役社長
(情報誌担当・広報担当執行役員)
Hello! Info編集長
VMGホールディングス株式会社 代表取締役社長兼会長CEO
(広報担当執行役員)
株式会社バース・モータース 代表取締役副社長
(広報担当執行役員)
株式会社バース・レーシング 代表取締役社長兼CEO
神薙自動車株式会社 取締役副社長
(商品監査担当執行役員)
KANNAGI S-Max “Mark N”チーフ・エンジニア
寒凪
神薙自動車株式会社 代表取締役社長
初代 KANNAGI S-Maxチーフ・エンジニア
ニコラス利男:
皆さまこんにちは。
ハロー・コミュニケーションズのニコラス利男でございます。本日は神薙自動車の代表取締役社長の寒凪さんにお越しいただいています。よろしくお願いします。
寒凪:
神薙自動車代表取締役社長、寒凪です。
本日はよろしくお願いします。
ニコラス利男:
といってもですね、私は今回はハロー・コミュニケーションズの〜というよりはS-Max Mark Nのチーフ・エンジニア、開発責任者として本日の機会をいただきました。寒凪社長は初代にあたる「S-Max」のモデルを誕生させたわけですが、その誕生のエピソードを教えていただけますか?
寒凪:
初代S-MAXは2021年9月に姉妹車であるTERESU Λと同時にデビューしました。神薙自動車の設立は2021年8月。設立一ヶ月後のデビューということになります。当時はまだラインナップも少なかった為、売れ筋であるミドルクラスSUVが必要だと思い、開発しました。
ニコラス利男:
ありがとうございます。パーツ・パーツはスッキリとしたレイアウトなのですが、フロントバンパーにチャームがあって神薙自動車のデザインの礎を築いたモデルなんだなと、感じています。寒凪社長が経営的にラインナップの拡充が必要だと判断されて開発されたとのことですが、デザインについて、コンセプトなどはありましたでしょうか?
寒凪:
仰るとおり、フロントチャームは先日発表した新デザイン言語“Millennium Arrow”の礎となっています。
フロントデザインに関しては、先述の姉妹車“TERESU Λ”もといTERESUシリーズ。Λの他にもΣと⊿がありまして、まぁ今は全部無くなりましたが(笑)、そのTERESUシリーズと共通のデザインコンセプトを採用しています。リアデザインはTERESU Λ、S-MAX独自のデザインイメージで仕上げました。具体的には、ピックアップトラックのFuTANKを除くと神薙自動車初のSUVということで、SUVらしいタフさを演出しました。
ニコラス利男:
ありがとうございます。タフさを感じることができたデザインだと思います。カタログカラー、こういった表現で合ってるのか分かりませんが(笑)、は鮮やかなグリーンだったと思います。とてもアクティブなモデルだったんだなと感じることができました。しかし、S-Max は一度販売を終えたわけでありますが、このときのS-Maxへの想いはいかがでしたか?
寒凪:
S-MAXの生産を終了したのが2022年1月。
同時に初代IFŪ、TERESU Σ、TERESU Λ、TERESU Δ、Berry、ARISU Σも生産を終了しました。これらのモデルの廃止に至った理由ですが、一言で言うと“レベルの低さ”。敢えてキツイ言葉を使いましたが、これは妥協してリリースされたモデルだということではなく、レベルの高い新型車が続々とデビューし、“相対的に”レベルが下がったということです。レベルの低い、納得できないモデルを売り続けるのはお客様にも失礼だと思い、生産終了という判断を下しました。フルモデルチェンジも考えたのですが、なかなかいい案を浮かびませんでした。ここで妥協してフルモデルチェンジ。というのも失礼ですし、なにより私が納得できないため、生産終了という形を取りました。
ニコラス利男:
はい、そうなんですね。ありがとうございます。私が神薙自動車でお仕事させていただくようになったときには、S-Maxはホームページでは「生産終了車」にいたんですよね。そこで、私がThe N by Kというブランド、チャネルを創らせていただいて、SUVを作ります!といってデザインを送らせていただいたとき、S-Maxの冠がつくことは決まっていませんでした。社長が初めてご覧になったとき、どうお感じになられましたか?
寒凪:
ニコラスさんにS-MAXの後継としてリリースしたいです!と言って頂いて、初代モデル主査として素直に嬉しかったですね。しかもほんとにカッコよくて(笑)。うまく言えないんですが、私達にとって―私だけかもしれませんが、自分の開発したモデルって子供のような存在だと思うんです。その子供がカッコよくなって帰ってきたぞ!って(笑)。なんか、感慨深かったですね。
ニコラス利男:
社長はお子さんとおっしゃったのですが、私がデザインしたクルマを「S-Max」とさせて欲しいとお願いさせていただいたとき、「娘さんを僕にください」といったような緊張感がありました(笑)。私、自分で言うのもあれなんですが、ニコラス版S-Maxを見て、寒凪社長の心の火がついたと思ってて、「俺が作ったらこうはならねえよ。」みたいな(笑)。実際のところどうでしたか?(笑)
寒凪:
そうですね、ニコラスさんの作ったS-MAXを見て、仰るとおり、火が付きましたね(笑)。で、気づいたら「俺だったらこうする!」みたいに作っちゃって(笑)。で、それをニコラスさんに見せたら「ぜひこれもリリースしましょう!」って言ってくださって。一度データが消えた際に一緒に消えてしまったんですが、先日“Millennium Arrow”も取り入れて新しく作り直しました。それがこちら!“S-MAX MARK K”です!
【S-Max “Mark K”】
ニコラス利男:
なぜThe N by Kから出たモデルが、S-Max “Mark N”だったのか、改めてちゃんとお話出来ましたね(笑)。社長に私が作ったモデルをお見せすると、「The N by Kらしいですね!」や「ニコラスさんらしくて!」とおっしゃっていただきます。私が思い通りにデザインしたからこそ、素直に”Mark N”と付けることができたと思います。そして、社長が考える”Mark K”にはどんな「らしさ」が詰め込まれているのか、教えていただけますか?
寒凪:
The N by Kはカジュアルな、でもどこか特別感のあるブランドだと思っています。ですが、神薙自動車…ややこしいので“KANNAGI”としますが、KANNAGIは“超フルラインナップブランド”を目指しています。事実、スーパースポーツカー“SW ASTRA”や大型トラックの“KT2500 STROBO”、小型セダンの“LAMB PRESSO”など、多種多様なラインナップを揃える大衆車ブランドです。そこで、MARK Kでは特別感は除き、休日に買い物やキャンプなどを楽しむファミリーをひとつのターゲット層としました。そのため、あくまで実用車であることも意識しています。デザイン面では、“Millennium Arrow”を採用しています。これは先代から受け継ぎ、進化したポイントですね。また、リアには矢印型ランプを採用し、さりげなく先進性も演出しています。この矢印型ランプは先日発表した新世代KANNAGIを象徴するモデルである“K-ZERO”で採用した意匠をアレンジして採用しています。統括すると、先代のデザインを受け継ぎながらも、KANNAGIの新世代を象徴する意匠を実用車に落とし込んだモデルが、この“S-MAX MARK K”です。
ニコラス利男:
ありがとうございます。“Millennium Arrow”の基となったS-Maxのデザインが、新世代、次の未来に向けたデザインコンセプトを身に纏って登場するというには、S-Maxというクルマが神薙自動車にとって柱のようなモデルなんだと改めて思います。走りの面において、目指してことはありますか?
寒凪:
走りに関しては、街でも山でもパワフルに、キビキビと走れることを目指しました。ホットな走りを楽しめるモデルの開発も予定していますのでお楽しみに!
ニコラス利男:
それはぜひコレをご覧の方にお楽しみにしていただきたいですね。では最後に、KANNAGIブランド、ひいては神薙自動車の将来のビジョンと読者の方にメッセージをお願いいたします!
寒凪:
神薙自動車はこれからもコーポレート・スローガン“Heart Beat Speed”に基づいた、ココロを揺さぶるようなカッコいい、楽しい、良いクルマを作り続けます。神薙自動車にぜひご期待ください!
ニコラス利男:
はい、
ありがとうございました!
寒凪:
こちらこそありがとうございました!
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